40歳になりました
当時40歳 日記10進法に対して特別な思い入れはないので、とくに切りの良さは感じません。
たまには子育ての話でも。
下の子はもうすぐ1歳、上の子は4歳になる。
上の子の行動を見ていると、自分が小さかった頃の様々な記憶が蘇ってくる。
何歳だったか定かでないが、ある時私は扇風機の隙間から指をつっこんで血まみれになった。
なんともバカなことをしたものだ。扇風機に指を突っ込んだら、ケガをするか、ケガをしないか、その2つしかない。うまくいけば美味しいものがもらえるとか、そんなものは何もない。ケガをする危険がただあるだけで、何も特はない。損なギャンブルだ。
今の私には、当時の私がなぜそのギャンブルにチャレンジしたか、その理由までは思い出せないが、チャレンジしたという事実、血まみれになった情景ははっきり覚えている。
何か、予想もつかないことが起きるかもしれない、その僅かな確率に期待したのだろうか?
あの時はまだ、テレビの中で起きる魔法が現実にも起きると思っていたから、その入り口を探していたのかもしれない。あるとすれば、それは間違いなく「親が禁止しているものの中に」あるはずだ。
こんな風に、昔の自分になりきって少しずつ隙間を埋めながら、もうすぐ4歳になる我が子を日々観察している。
時々ふと、「自分も昔はこんなだったなあ」と思い出すことがあって、奥様に自分の昔話をする。すると奥様は、へー、と言って、自分の場合はこうだった、みたいな話を聞かせてくれる。そして、我が子の行動の謎が少し解けたりする。
日々、謎解きである。
ところで、子供は実によく笑う。けらけらと楽しそうに笑う。見ているこっちも楽しくなる。
そんなのはよく知られた、あまりにも当たり前のことなのだけど。
職場で愛想笑いを振りまくのは疲れる、なんて言うじゃないですか。笑顔を他人に提供する当人は、少なからず疲れるものなのだ。だから、タダで笑いかけてくれる大人はなかなかいない。
我が家は幸い夫婦仲が良いので、子供がいないとしてもさほどカラッカラというわけではないのだが、「自宅にいる子供が四六時中けらけら笑っている」ことによるエネルギーはやはりどう考えても別格である。