人形展
当時21歳 学部4年生 日記人形屋佐吉さんの人形展というのを見てきた。新御徒町から徒歩1分。地下駐車場を改造した空間に、日本人形を中心とした人形達がろうそくに照らされている。
天野可淡の球体関節人形の実物を見た。なんという耽美。
おととい、ロボット展覧会を見たばかりである。
ロボットを、ヒトに近づける。動きを近づける。反応を近づける。感情を持たせ、心を感じさせる。まだまだ、遠く及ばないけれど。
人形を、ヒトに近づける。形を。表情を。人形は、動かないのに、動きを表現できる。目が合う。感情が伝わってくる。人形は、実物を越えた。
あの人形が、あのロボットのように動いたら?それはひょっとして怖くないか?なにが怖いのか。
考えることが急に増えた。