男バドと数学教師

当時12歳 中学1年生 回想

中学校に入学し、バドミントン部に入った。
父からは「運動部に入っておけ」と言われていたが、野球やサッカーのようなメジャースポーツをやるのはイマイチ気が乗らなかった私にはバドミントンはちょうど良かった。

バド部には男子の先輩がおらず、我々は初の男子部員だった。「初代」という響きも気に入った。

バスケ部とかは男バスと女バスで別々に活動していたので、バド部もそうなるものと思っていたが実際は3年間、ほぼ一緒に活動していた。顧問も一緒だったし。

市大会、県大会では、女子と比べれば少ないながらも男子のトーナメントがあった。県大会の前に「サンシブ」というのがあったなあ、あれはなんだったっけ。

中二に上がった時に顧問の先生が変わった。新しい先生は数学の先生でもあった。
その先生の作る定期テストはやたら平均点が低かった。私は数学ではほぼ満点ばかりだったので、その先生のテストは歯応えがあって楽しかった。

「お前は女に騙されさえしなければいい人生を送れる」と何度か言われたのをよく覚えている。
大人になってから思い起こすと、実に適切なアドバイスだったように思う。